す~ぽこらぼ。

実験好きの高校生が日々の実験をつづってます。

【実験】植物の発芽とにおい🌱

今回の実験は植物の発芽とにおい関係性について♫

 植物ホルモンの中でも特にストレス(食害や環境変化)に応答するものは、ストレスを感じた際に揮発性物質を放出し、周囲の仲間に危険を知らせる働きを持つことがあり、その信号を受け取った仲間の植物たちはせっせとストレスに対処する準備をしてゆきます。

そんな揮発性物質には香りがついています。

ということで今回のテーマは、合成された香りだけ(危険信号が無い)に、植物たちは反応するのか??


――実験方法――
湿らせた脱脂綿上にレタスの種(×6粒)をまきタッパーの中に。
タッパーの蓋部分にはそれぞれ水で湿らせた脱脂綿、香るアロマオイルで湿らせた脱脂綿を貼りつけました。

ちなみに、信号物質の入っていないアロマオイルの香りを危険信号だと勘違いしているならば、レタスの発芽は抑制されるはず・・・・!
だって今発芽しても周りが危険状態だから・・・・・・。


――実験結果――

開始日
 左:水がしみ込んだもの 右:アロマオイルがしみ込んだもの
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光の反射で写真を撮るのも難しい(〃⌒∇⌒)ゞ
アロマオイルの方のタッパーは少しでも蓋をあけると、猛烈な匂いが!!
     ↓
     ↓
     ↓
4日目
水(左):発芽数4 アロマオイル(右):発芽数0
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紫色で囲われているものが発芽している種。


――考察――
歴然とした差が出ました!
水(普通の栽培環境)タッパーにおいては4/6の発芽率であるのに対し、香りを充満させた環境では発芽率0。
アロマオイルの香りに騙されて、実際には危険信号を受信していないのに、ストレス対処物質が作られ発芽が抑制された可能性が示唆されます。
しかし使用したアロマオイルの成分自体も不明瞭な点が多いため、他に何か影響を与えるものが存在したかもしれない・・・・。
今後の実験でさらに精査していきたいですねฅ(=・ω・=)ฅ


――結論――
植物ホルモンによる危険信号がなくても、匂いだけでストレスへの対処が行われている可能性がある!



初挑戦の今記事。文字で不特定多数の人により簡潔かつ正確に情報を伝えることのなんと難しいこと!!もっと素敵に理解しやすいような文章が書けるよう・・・頭を悩ませていきたいと思います~👊✨